かずの外遊び

子供の成長とともにファミリーキャンプ→ソロキャンプ→登山となった外遊び大好きおじさんの素人遊び日記です。

ニペソツ山(1泊2日テント泊)幌加温泉ルート

2020.8.16(日)~17(月)

テント泊で東大雪のニペソツ山へに登って来ました!
数年前に北海道を襲った大雨で杉の沢コースの林道は崩壊、復旧見込みはないとの事で、廃道となっていた幌加温泉ルートを整備してくれて2018年から登れるようになったようです。
登山口から往復25kmあるロングコースです。
自治体のHPではロングコースのため1泊2日のテント泊で計画するように推奨していますが、この時は日曜日のせいか自分以外は日帰りでした。
皆さん健脚です。自分は素直にテント泊でのんびり山行で楽しみます。

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まずは前乗りで糠平温泉のペンション森のふくろうへ。
ここは早出の登山者には嬉しい夕食のみプランがあったので即決しました。
すごくアットホームなペンションで気持ちよく過ごせました。食事も美味しかったです。
糠平温泉からニペソツ山登山口までは10数km、交通量も少ないので車で20分かからないです。

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03:30に宿を出て45分くらいに登山口着、4時くらいに出発しました。
既に4人組のパーティーが準備していて、すぐに若い女性2人組も到着。
ロングコースのせいかみんな早いです。
実はここより2km上にも駐車場があるのでそこまで行ければ合計4kmの林道歩きをカットできます。
ただ、道があまりよくないので車高が低い車の自分はここから出発です。
何にしろここはスマホが圏外なので安全寄りで行きます。

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登山口から広い林道を2km歩き、そこにある駐車場に向かって左から入ります。
テント泊で荷物は重いし、先は長いぞ~
林道歩きで既に後から出発した女性2人組には抜かされてます(笑)

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しばらくは緩やかな林間歩きです。
ただ道がドロドロの泥濘。この区間もニペソツ名物のようです。

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ちょっと危険箇所。
足元に注意して行けば問題なし。

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しばらく行くと沼が出てきました。
名前あったけど忘れました(笑)
二条沼?なんかそんな名前だったような何か違うような?
ここで朝ご飯代わりに行動食をモグモグしながら小休憩。

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半分来ました。
とは言っても楽な半分が終わっただけ…

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林間歩きはもういい加減飽きた~と1人心の中でボヤキ始めた頃、ようやく展望が開けて来ました。
ニペソツは今は雲の中です。

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もう少し行ったところで小休憩。
雲が取れてれば後ろにニペソツが見えるはずですが、中々姿を見せてくれません。

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天気はいいですが、アスレチックなポコ山を登り下りして歩きづらいです。

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ロックガーデンという名の小さなコルに到着。
ここで小休憩を取った時に使ったサーマレストのシート(座布団)を忘れて出発してしまい帰りもなかったので飛ばされちゃったなと諦めましたが、下山して下山時刻を書こうと登山ポストを開けるとそこに入っていました。
誰かは分かりませんが、わざわざ親切にありがとうございました(_ _)

ここからは急登がエグいので前天狗岳の稜線に上がるまで画像ありません。
ただの急登ならまだしも直登!
しかも足だけでは行けないロープ頼みの直登
こんなエグい直登が稜線まで続きます。
ジグザグなんて切らせねーよ!というニペソツからの試練のようです。

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重いテント泊装備を呪いながらやっと稜線に上がりました💦
ぜえぜえ言いながらも景色に癒されて疲れは全く感じないです。
テント場はもうすぐ(500mくらい)です!

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天狗岳のテント場に着くと、いきなりニペソツ山が…これが通称ニペドンか。
本当に突然ドーンと姿を現します(^^)
テント場は広さはそこそこあるのですが張れるところはけっこう限定される感じです。
稜線に上がったところからここまでの500mの間にも張れそうなとこがありましたがニペソツが見えないです。
どうせならニペソツ眺めながらテント泊がベストですよね。
今日のテント泊は自分だけなので特等席に張りました。

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テント設営してアタックザックに最小限詰めて身軽になったら、テント場から2.5km先のニペソツ山山頂を目指します。
丸い山の多い北海道では珍しい鋭鋒なので、巻いて登って行きます。
強風だったら危ないかな?という道でした。

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そして!ニペソツ山無事に登頂しました!
鋭鋒だけあって凄く狭い山頂です。
10人もいたら危ないくらいです。
過去には転落死亡事故も起きているそうです。

ここで360℃ぐるりと動画を撮って満足してしまって、これ以降の画像を撮っていません、というか完全に撮り忘れです。
戻ったテント場では一人なのを良いことに、マットを外に敷いて上半身裸でマットの上に寝転びながら晩酌ならぬ昼酌をして最高でした(笑)
そうそう、ここのテント場にはすごいナキウサギがいるんですが、全然人慣れしていて逃げません。
ナキウサギと見つめ合いながら酒飲む日が来るとは思いませんでした。
おそらくナキウサギ見れる確率100%じゃないかなーここ。大袈裟じゃないと思う。

次の日の朝はガスが出て、楽しみにしていたニペソツ山モルゲンロートは次回お預けとなりましたが、また次回のお楽しみにしておきます。

厳しくも良い山でした!